新井ぶどう園の信念
私たち「新井ぶどう園」は家族経営の果樹農園です。
主に、父と母と私の3人で丁寧に果物を育てています。
ブドウ、モモ、サクランボすべての畑を併せる(圃場面積)と、1.5ヘクタールほどです。
中でもブドウ畑は1.1ヘクタールほどにもなり、これは秩父の中でも有数のブドウ畑の広さです。
この広さですと、たいていの場合は6人以上の人手が必要となります。
「新井ぶどう園の年間スケジュール」を見ていただければわかる通り、果樹農園は収穫・販売以外にも、年間を通してたくさんの作業が必要になるからです。
しかし、私たちは、家族経営の栽培で、3人で作業をしています。
少ない人数で、広い畑を見るのは大変です。果物を一つ一つ丁寧に育てるのは本当に大変です。
それでも、私たちが家族経営の少人数栽培にこだわっている理由は、たったひとつです。
「生産する果物の品質のばらつきをなくすため」です。
30年以上に渡り果樹栽培をしてきた父と母、そんな両親と幼い頃から果樹栽培に携わってきた私は、言葉にしなくとも共通の品質基準をもっています。
果物は生き物です。同じ品種であっても、微妙な形、色、香りなどの違いが出ます。
そんな中で、どのタイミングでどのような作業を行うか、など、マニュアルにしてもしきれない部分というのが存在します。
果樹農園では、感覚的な判断が必要になることも多々あるんです。
そういった時に、私たちは言葉にこそしないけれど、共通の品質基準を基に作業をすることができます。
家族経営の少人数栽培は、私たちがおいしい果物をお客様にお届けするためのこだわりの1つです。
「どのようにしたら少ない人数でも効率よく作業ができるのか」を常に考え、作業手順を熟考し、また毎日の天気も考慮して、日々の栽培を行っています。
生産する果樹への思い
私たちは、私たちの生産する果物を一つの作品として考えており、一粒一粒まで美しく、美味しい果物をお届けします。
家族経営の少人数栽培の私たち「新井ぶどう園」だからこそできる、高品質な粒ぞろいの美味しい果物を、ぜひご賞味ください。
ブドウの摘粒について
私たちはブドウの房の大きさや一つの房につく粒の数を決め栽培しており、一粒一粒が変形したりせず、一粒でも商品価値が生まれるようにしています。
さらに、ブドウの木1本にならせる数を大幅に制限して一つ一つの房に栄養を集中しており、お客様が目で形や色を、鼻で香りを、舌でブドウの甘みと酸味から生まれるコクを堪能していただけるようにしています。
そして、毎年楽しみにしてくださっているお客様の顔を思い浮かべながら手間暇かけブドウ一粒一粒に感動していただけるような作品になるように努めています。
また、一般的にブドウ栽培で農薬散布に使われているSS(スピードスプレーヤー)を使わずに人の手によって散布しているので散布ムラがなく、通常使用料の30%ほどと減農薬での栽培となっています。
モモについて
私たちはおいしい桃をお客様にお届けするために、特に間引きに注意しています
これは単純に間引いて減らせばいいというわけではありません、木が実に養分を送っている時に一度に間引きすぎてしまうと栄養バランスが崩れ不格好な実になってしまい、味にもばらつきが出てしまいます。そのため一度にはたくさん間引かずに回数を増やすことによってバランスを保ちつつ味を凝縮させていきます。
また、より光が当たるように反射シートをしき、全面で光を浴びて甘みを引き出しています。