新井ぶどう園で栽培している希少種
ヒムロットシードレス
過去にアメリカから輸入された品種で、秩父地域においては当時の組合長であった私の祖父が率先して広め、ぶどう狩りなどで一時代を築いた種なし品種です。
ブラックオリンピア
巨峰同士を交配した品種です。巨峰よりも早く収穫でき、また、品質や味においても巨峰に勝っていて、選抜巨峰と呼ばれる品種です。
ピオーネ
巨峰を交配して作成された品種で、巨峰よりも大粒で、酸味の少ない種なし品種です。
クイーンニーナ
安芸クイーンを交配した品種で、ピオーネと同じくらい大きく、鮮紅色で味も濃く、酸味も少なくて食べ応えのある硬さです。
パルル
楕円形の種なし品種で、実は硬く、適度な酸味とジャスミンに似た香りを持つ品種です。
サマーブラック
巨峰との交配によって作成された品種で、実は固く、種なしで味も濃厚です。また、皮の色も非常に濃いため、加工にも適しています。
紅伊豆
鮮紅色の大粒であり、実はとても柔らかく、こぼれるほどの果汁を持ったとてもジューシーな品種です。
安芸クイーン
巨峰の自植実生品種で、巨峰よりもやや大粒で、実はしまっていて、味の濃い品種です。
ゴルビー
種なしの大粒で、味も濃く、実はしまっていて綺麗な鮮紅色を持っています。
ナガノパープル
野県が巨峰を交配させて作った品種で、皮が薄く、種なしなので皮ごと食べられる品種の一つです。味も濃く、渋みも少ないためケーキやタルトなどにも向いています。
シャインマスカット
言わずと知れた日本で一番人気の品種であり、種なしで皮ごと食べられ味も濃く、マスカット香を持ち、日本のブドウの新たな時代を切り開いた品種ともいえます。
ブドウの品種による特徴について
今では、本当にたくさんの品種があるブドウですが、皮の色によって、大きく「緑系」「黒系」「赤系」品種の3種類に分けられます。
それぞれの品種による特徴をご説明します。
緑系品種の特徴
緑系ブドウは、淡く明るい緑色の皮が特徴です。
「青ブドウ」「白ブドウ」と呼ばれるのが緑系ブドウです。
芳醇な香りとさわやかな甘さがあります。
黒系ブドウに比べ、緑系ブドウは皮が薄くやわらかい品種が多いため、比較的どんな品種でも皮ごと食べられるものが多いです。
黒系品種の特徴
黒系ブドウの特徴は、濃い紫、黒っぽい紫色をした、比較的に厚めの皮です。
黒系ブドウはアントシアニンが豊富です。
品種にもよりますが、巨峰に代表されるような、大粒の実も特徴的です。
厚い皮をむくと、果肉自体は緑色で、香りと味が濃厚です。
赤系品種の特徴
赤系ブドウは、黒系ブドウよりも明るい紫色の皮が特徴です。
赤系ブドウでも、品種によっては色の濃いものや、緑に近いものもあるので、黒系と緑系の中間のようなイメージです。
粒の大きさは、品種によって大粒もあれば小粒もあり、さまざまです。
果実は酸味が少なく、糖度が高いので、甘いブドウになります。
ブドウの種類による収穫時期のめやす
ブドウは種類によって、収穫時期に多少の差があります。
天候などによって、表記と異なる場合もあります。